5-リポキシゲナーゼ

LDLとアラキドン酸との関係を探る

LDLが多すぎると引き起こされる病気は血液と血管に関与するものが多く、たとえば動脈硬化がその典型です。
一方で脳細胞に必要なアラキドン酸は良いところばかりかといいますとそうではなく、過剰に摂取すると脂肪分を摂り過ぎることとつながり、LDLの増加を招くことがあるのです。

脳細胞を形成したり活性化させるということでアラキドン酸は必要な物質であるということに間違いはありません。
また肉類や魚介類、ナッツ類に多く含まれていることも周知の事実です。
しかしここに落とし穴があることには注意が必要です。
それは脂肪分の摂り過ぎで、アラキドン酸は動物性脂肪に多く含まれていますから、ついたくさん食べれば効果があると錯覚を起こします。

これが落とし穴で、アラキドン酸が過剰になると副作用的な病気の原因にもなりますし、なによりも直接的には摂り過ぎた脂肪分がLDLを飛躍的に増やしてしまうのです。
そうなると肥満やメタボになり、血液中にLDLが増加することで血管がもろくなり血流がわるくなるので、結果として動脈硬化になってしまいます。
今の食生活では当たり前の食事をしていればアラキドン酸が不足することはなく、むしろ増えすぎるかもしれません。

増えすぎるということは動物性脂肪の摂り過ぎが要因であり、これがLDLの増加につながるのです。
しかし救いの手はあり、それは動物性脂肪を魚類から摂ることです。
そうすれば血液や血管に悪影響を及ぼさないで十分な量のアラキドン酸を摂取することができます。
ちなみにこれらの成分はいわゆる善玉コレステロールと呼ばれるDHAやEPAです。

LDLとアラキドン酸との関係はある意味では裏腹の関係にありますが、動物性脂肪の摂取で肉類からだけではなく魚類からの摂取が望ましいと言われています。
したがって食事ではDHAやEPAを含む魚類からアラキドン酸を補充することが良いと言えます。
少なくとも肉類と魚類と野菜類をバランス良く摂ることが大切なのです。